アンティークと真鍮の魅力

アンティーク家具について語られる時「真鍮(ブラス)のアイテムはアンティークと相性がいい」というお話をよく聞きます。相性がいいのは本当なのか、どうして相性がいいのかを、真鍮の魅力や特徴を踏まえてご紹介します。

THE GLOBE・OLD FRIENDオンラインショップでは、アンティーク家具に使われている真鍮製のつまみやハンドルはもとより、照明周りの灯具やスイッチカバー、建具に取り付けられるドアノブ、ミラーやフラワーベースといった小物までさまざまな真鍮をご紹介しています。魅力や特徴を知ることで、より多くのお客様に真鍮製アイテムをお楽しみいただければと思っています。

THE GLOBE・OLD FRIENDオンラインショップのカテゴリー紹介

照明アイテムからキャスター、カーテン用小物、切り文字まで、アンティーク家具と相性のよい真鍮製アイテムを種類豊富にご紹介しております。こだわりのアンティークコーディネートを演出する真鍮製アイテムをお楽しみください。

1 : アンティークと真鍮の相性の良い理由
《経年変化で生み出される光沢や艶感》

アンティークカップボードの真鍮パーツの画像

真鍮と聞いて、使い込まれることで生まれる、やわらかく光る表面からにじみ出てくる表情を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。アンティークと真鍮の相性の良さは、このやわらかな光が大きく関係していきます。経年変化で生まれるやわらかな光沢や艶が、表情の親和性を高めてくれるんです。親和性の高さは、一緒にコーディネートした際に落ち着いた印象を持たせてくれます。

真鍮パーツが組み込まれたアンティークカップボードの画像

経年変化で生み出される表情は、元々あった金色の輝きを薄い皮膜で優しく包んだような優しさを持っています。アンティーク家具の艶めいた木の表情も、使い込まれたからこそ生まれる優しさを持っているのでしょうね。真鍮とアンティークには、元来の表情に優しいベールで覆ったような表情を共通してみることができます。この共通点が、真鍮とアンティークの相性が良い理由です。

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THE GLOBE ザ・グローブ のアンティーク家具は、イギリスやベルギー、フランスなどのヨーロッパの家具が中心。カントリーの邸宅に合わせて大きいものもあれば都市部の部屋に合わせてこじんまりしたものまで、近代家具の源流である、先人たちの知恵が大いに詰まった逸品が揃っています。

2 : 使い込むほど優しくなる表情
《真鍮の酸化とアンティーク家具の艶》

真鍮とアンティーク家具、なぜ共通して薄いベールで覆われたような表情が生まれるのか、その理由についてご説明します。真鍮は、銅と亜鉛を合わせて作られています。銅と亜鉛の配合率によって色味が変わります。真鍮としてよくイメージされる黄色みがかったものは、銅70%、亜鉛30%で混合された黄銅といわれるものです。

真鍮には、殺菌作用や電気が流れやすい等のさまざまな特徴があります。今回お話ししている経年変化には、酸化しやすい、という特徴が関係しています。酸化とは、物質が酸素と合わさり化学反応を起こすことを意味します。真鍮が酸化することで、元来あった黄金色のきらびやかな輝きが鈍く抑えられ、酸化することで酸化銅という黒い皮膜に覆われるからなんです。この酸化銅の黒い皮膜が、真鍮を覆う薄いベールの正体です。黒い皮膜が覆うというと、汚くなると感じる方も多いかと思いますが、真鍮の場合は輝きがやわらかく優しく感じるように変化します。

アンティークカップボードと鍵周りの真鍮金具の画像

続いて、アンティーク家具特有の艶についてお話しします。長い時間大事に使われてきたアンティークは、やわらかな光沢で優しさを感じる艶に包まれています。この艶は、木材が持つ油分が表面に出てくることで生まれます。油分が表面に出てくるまでには長い時間がかかり、アンティークのように製造から時間が経った家具でこそ本格的な艶が楽しめます。

アンティークで使われていることが多い、チークやオーク、マホガニー、パインといった木材は油分を多く含んでおり、経年変化による艶ややわらかい光沢が生まれやすくなっているんです。アンティークには木目が分かりやすい無垢材が使われていることが多い為、経年変化がより分かりやすくなっています。やわらかく落ち着いた光沢や艶は、真鍮とアンティークの共通した魅力でもあり、相性の良さとしても活かされていたんですね。両方とも、素材の特性が魅力になり素材が活かされたアイテムとも言えますね。

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時代ならではのデザインで、幅が広い長物も入ります。寝室などの収納にもいかがでしょうか。→ 「カップボード」の一覧はこちら…

3 : 流行り廃りのない素材
《真鍮とアンティークの歴史》

アンティークサイドボードに取り付けられた真鍮金具の画像

美しさと重厚さをあわせ持つ真鍮は、古くより生活のいたる所で親しまれてきました。真鍮の特徴として、加工のしやすさ、耐腐食性もあげられます。表面が酸化して色味が変わったとしても、内部は腐食せず相変わらず使用することができ、これらの特徴から海の塩風にも強く、大航海時代に広く使われるようになります。船舶の金具として使われ始めてから、照明器具や家具の金属パーツとして広く親しまれるようになりました。

加工しやすく耐久性が高い素材として、現存するアンティーク家具には多く使われています。アンティーク家具の木部材と金具として、同じ時間を過ごしてきた歴史が刻まれているのです。受け継がれてきた歴史や価値観が、真鍮とアンティークの相性が良いという価値観をつくっているといえます。

ヨーロッパでは幸福をもたらすとして、広く生活に取り入れられてきました。日用品から高価な品々、宗教的要素のある道具といった、幅広い道具の素材として活かされています。一般的に加工のしやすい銅と比べても、その加工性の高さが重宝されたからです。加熱することで非常にやわらかくなり、複雑な装飾を施すことができました。薄く細く加工することも容易なので、シャンデリアや額縁といった今日見受けられるアンティークにも多く使われています。

アンティークサイドボードに取り付けられた真鍮取っ手の画像

真鍮金具が取り付けられたアンティークサイドボードの画像

真鍮に似た金属素材として、錫ともうひとつアルミが挙げられますが、アルミ製のものは加工が難しく、当初は強度が弱かったため、シンプルな食器や装飾に限られて使用されました。かたや真鍮は、シンプルな作りにも繊細な装飾にも応えられる素材でした。

時代の移り変わりによって求められるデザインは変われど、素材としての真鍮は、長い間親しまれてきました。加工しやすい素材だからこそ、アンティーク家具の取っ手やヒンジ、キーホールカバーといった細部の素材として、真鍮は広く用いられているんです。新品の真鍮製品でも、酸化すればアンティークの真鍮と似た表情になります。長い間、親しまれてきた真鍮ですが、親しまれるには色々な理由があるんです。

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真鍮のお手入れ

真鍮を拭いて手入れしている画像

真鍮の魅力をどんどんご紹介します。アンティーク家具とコーディネートした後、気になってくるのがお手入れの方法ですよね。専門業者さんに頼まないと綺麗にならないようでは、普段使いにも気を使ってしまいます。真鍮はそんな心配は必要ありません。普段のお手入れは、絞った布で拭くだけです、とご案内しています。実際にお客様にお手入れ方法をご案内すると、それだけ!?と驚かれます。皮膜を保護したまま使用する場合は、簡単な拭き掃除だけでいいんです。

酸化して皮膜に覆われた真鍮は、研磨剤等で磨くと元の輝きが戻ります。お客様の好みに合わせてではありますが、やわらかい光沢を維持したい場合は、絞った布でふくだけで大丈夫です。お手入れが簡単なのも、長く親しまれてきた理由なんでしょうね。好みによって、輝かせたり皮膜が付いたままにしたりと、自由に選べるのも嬉しいポイントです。

ヨーロッパで買い付けた真鍮製アイテムの中には、緑青(ろくしょう)という錆が付着しているものもあります。ケースバイケースではありますが、錆がヒドイ場合は重曹や塩で磨くとキレイになりますよ。当社では、どのように使っていくかをお客様が選べるように、綺麗にする度合を見極めながらリペアを心がけています。素材として長く親しまれてきた真鍮は、お手入れの面からも納得の素材です。

真鍮商品事例 1 : ドアノブ、ハンドル

真鍮製のドアノブの画像

真鍮の魅力を活かしたいろいろなアイテムをご紹介します。ドアノブやレバー、ハンドルにも真鍮で作られたアイテムが多く揃えています。新築やリフォームをご計画のお客様にもオススメの建具パーツです。

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ラッチ付きの真鍮製ドアノブです。シンプルなデザインながら高級感ある真鍮製のドアノブは、既製品のドアをワンランクアップさせ…

お家の新築やリフォーム、多くの場合、施工会社との打ち合わせはプラン作りからスタートします。主に家の間取りを考えながら、「広々とした開放的なリビングにしたい!」「こんな対面キッチンが欲しい!」などなど、希望するイメージと住宅設備を中心にプランは計画されていきます。間取りが決まったころ、設計士から「建具はどうしますか?」という議題があってはじめてドアや窓についてお考えになる方も多いのではないでしょうか?建具は家においてはいわば脇役です。家=主役を惹き立てるには、脇役こそ重要なポイントのひとつなんです。

英国製の真鍮製表示盤の画像

「建具はどうしますか?」の議題に対して、多くのハウスメーカーではカタログから好みのドアを選ぶことになります。悪くないけど、ちょっと味気ないと感じてる方も多いのではないでしょうか。アンティークドアや古建具を使うのはハードルが高そうだと感じる方も多いと思います。事実として古いドアを実用するには、新しい既製品ドアとは違い、そのデメリットについても知識を得ておく必要があるので、大変ですよね。また、ハウスメーカーによっては、古い建具の使用に対応出来ない場合もあります。

憧れのあのカフェみたいなおしゃれなドアをつけたい!って思いますよね?そこでオススメしたいのが、オーダードアです。オーダーなんて高そう!と思われがちですが、実はセミオーダー方式で安価に製作できます。セミオーダーは主に、用意されたデザイン・素材・サイズの中から選んで製作するというものです。ざっとネット検索してみても、フラッシュドア(構造部材の上に合板などを接着させている表面仕上のドア)なら安いものは2万以下程でオーダー出来ちゃいます。

オーダー製作したドアをアンティーク風に仕上げるのに不可欠なのが、今回ご紹介している真鍮製のパーツです。実は上の画像、オーダー製作したドア×当店商品の真鍮ドアノブと表示錠を取り付けたものなんです。こちらは当店スタッフの自宅トイレのドアなんですが、とってもレトロな雰囲気に仕上がりました!下のバナーのドアノブが、実際に数年間使用した現在の姿です。最初はピカピカの真鍮色ですが、年月を重ね徐々に味わい深い色に経年変色し、アンティーク品のような風合いになりました。まるで家と住人が一緒に年齢を重ねていくようです。建具パーツでお悩みでしたら、真鍮製のアイテムがオススメです。

真鍮商品事例 2 : 照明アイテム

真鍮の照明用コードの画像

アンティークやガラス、ホウロウのシェードを素敵に彩ってくれる灯具にも真鍮が活躍しています。建具のご紹介の中で、脇役こそ重要というお話をさせていただきました。こだわりの照明を選んでいく場合、メインのシェード以外にもコードやギャラリーといったアイテムが必要になります。住宅の引っ掛けシーリングに接続するコードや、電球とシェードを接続する為のギャラリーは、細かいながらもとても目立つパーツです。一度取り付けると、なかなか変えられないのが照明の難しさでもあります。

真鍮の特徴でもあるやわらかな光沢は、どんな素材のシェードとも相性良く組み合わせられます。抑え目だけど、きちんと主張してくれる名脇役の真鍮製灯具はとってもオススメです。店舗設計時等、内装空間の統一の為に、コードとギャラリーを大量にお買い上げいただく場合がございます。細かなパーツが統一されるだけで、空間演出のクオリティが上がるので、まとめた数をご利用いただいているようです。

ご自宅も同様で、お部屋や建物の中のパーツの素材を統一すると空間演出力が上がります。アンティーク家具のコーディネートでしたら、取り入れてすぐに馴染んでくれる真鍮製パーツがオススメです。THE GLOBE・OLD FRIEND オンラインショップ では、オリジナルの照明用アイテムを各種揃えております。真鍮製のパーツで統一しやすいように、コードやギャラリー、シーリングカバーを揃えておりますので、照明コーディネートをお楽しみください。

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英国製真鍮金具の美しいフォルムに日本製のソケット・プラグ等の電気部品を使用したGLOBEオリジナルのペンダントコードです…

真鍮商品事例 3 : カーテン用小物

真鍮製のカーテンレールの画像

真鍮製アイテムの中でもマニアックなアイテムもご紹介します。カーテンを吊下げる為のカーテンレールやふさ掛けです。日本の窓は、1.8m程の幅で設置されていることが多いので、こちらのカーテンレールを設置する場合は、2個必要になります。窓以外にもお部屋の仕切りにもご利用いただけますよ!真鍮製のやわらかな表情は、リネンやレース、どんな素材でも雰囲気をこわさずに取り入れられます。

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真鍮製のカーテンふさ掛けです。繊細なレースやリネンなど、素材を惹き立てるシンプルなデザインが魅力です。※こちらの商品は右…

真鍮製のふさ掛けの画像

ふさ掛けは、カーテンを購入した際の付属品をお使いの方も多いかと思います。真鍮製の輝くふさ掛けは、一見大柄に見えますが、シルエットが細く作られていますので、お部屋の中でも悪目立ちしません。真鍮の輝きは、素材をよりエレガントに引き立ててくれます。カーテン周りはなかなか手の届かない部分でもありますよね。アンティークテイストのコーディネートをお考えの際は、カーテン周りを統一することで、確実にクオリティがあがるんです。細かなパーツが多い真鍮製のアイテムですが、統一していくことでどんどん揃えたくなる、というお声も聞きます。お部屋の中の気になる部分から、1つ1つ取り入れてみてはいかがですか。

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真鍮製のシンプルなカーテンレールカフェカーテンや小さな窓、お部屋の仕切りにぴったりです。リネンやレース、どんな素材でも雰…

真鍮商品事例 4 : 家具パーツ こんなものまで

真鍮製鍵パーツのエスカッションの画像

こちらのパーツ、何に使うかおわかりになるでしょうか。エスカッションという、鍵周りに取り付ける装飾用金具です。酸化加工された真鍮製で、アンティーク家具のパーツ交換に便利なアイテムです。装飾以外にも、鍵周りの傷や塗膜を保護してくれる効果もあります。アンティーク家具を購入したけど、一部分だけ金具が外れてしまっている場合、同じ金具を見つけるのは大変です。アンティークのような風合いが楽しめる真鍮製パーツは、デザインを統一しやすくオススメです。

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鍵付きのサイドボードやキャビネット、ブックケースなどの鍵穴の周りに取付ける英国製の真鍮装飾用金具です。小さいパーツですが…

英国ブラスワーカー製の真鍮製キャスターの画像

どんどんマニアックになっていく真鍮製アイテムの紹介コーナーですが、魅力的なアイテムがたくさんあるのでしょうがありません。止まりません。こちらは、英国のブラスワーカー製の真鍮製キャスターです。ジョージアンスタイルやクイーンアンスタイルのアンティーク家具に合う、真鍮無垢製の高級キャスターです。ホイール部分も真鍮製なので、高級感が一味違いますよ!アンティークのキャスターは、どうしても滑りが悪くなっています。家具である以上、使い勝手も大事な要素であり、キャスターを新品のものに交換するだけで、気持ちよくご使用いただけるようになります。床に直接触れるキャスターが真鍮製の珍しいアイテムですが、お手入れは拭くだけで大丈夫ですので気軽に取り入れられるのも嬉しいです。

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アンティークチェアや小型家具類のイギリス製真鍮キャスターです。ジョージアンスタイルやクイーンアンスタイルの家具に合う真鍮…

真鍮製ジョイントステイの画像

最後にご紹介する真鍮製アイテムは、とっても重要だけど目立ちにくい脇役中の脇役です。ビューローやブックケースの扉を支える補助用のジョイントステイです。脇役ではありますが、すごく恰好いいシルエットが魅力的です。扉を開けた時にだけ見える、真鍮の輝きは、お使いのビューローをより重厚なものにしてくれます。洋服の裏地にこだわるお話はよく聞きますが、アンティーク家具の場合は細かなパーツにこだわる方も多く見受けられますよね。ステイやヒンジは普段使いに関係する為、アンティークのものをそのまま使用するよりも交換がオススメです。使いやすいアンティークこそ、愛着を持ってつかっていただけるのではとご案内させていただいております。

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ビューローブックケースの扉などの開閉の補助として使う金具です。左右ペアになっていますので、しっかりと固定が出来ます。こだ…

真鍮は、素材特性や歴史がアンティーク家具とマッチする理由でした

今回は、真鍮製アイテムとアンティーク家具の相性の良い理由や、さまざまな真鍮製アイテムをご紹介しました。真鍮のやわらかな光沢と、アンティークの木の艶のコーディネートをお楽しみいただければと思います。
素材として長い間親しまれてきた真鍮は、加工がしやすくお手入れが簡単な、普遍的な魅力を持っています。シンプルにシルエットを楽しむものから、繊細な装飾を楽しむものまで、幅広いデザインを選ぶことができますよ。細かなパーツがメインのご紹介ではありましたが、細かな部分のこだわりがアンティーク家具をより愛着のあるものとしてくれます。是非、手に取って真鍮製アイテムの魅力をお楽しみください。

真鍮製ドアノブ、ハンドルのリンク画像
真鍮製ドアノブ、ドアハンドルのご購入はこちら→家の内装インテリアをぐっと格上げする建材パーツ
真鍮製灯具のリンク画像
オリジナル真鍮製灯具のご購入はこちら→THE GLOBEオリジナル真鍮製ペンダントコードシリーズ

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